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STEEL and Other Stories / Richard Matheson

映画「リアルスティール」の原作
リチャード・マシスンは前に「運命のボタン」の時に短篇集を読んだ以来。
別にマシスンの本が読みたかった訳じゃないんだけど、三鷹のツタヤにロクな本が置いてなくてさ。。。
そのツタヤに置いてあった数少ない小説の中で、映画が面白かったこいつを読もうと買った訳。
で、帰りの電車で読み始めて、あれ????

これ読んだことある!

前回読んだマシスンの短篇集に「四角い墓場」というタイトルで掲載されてたヤツでした。

実は映画とは全く異なるストーリーで、映画見た時に原作本読んでたとは気が付かなかったぐらい別物。
人間のかわりにロボットがボクシングするってとこだけが唯一同じところ。
この短編からインスピレーション広がって映画の脚本が出来たんでしょうね。

ま、他の短編もマシスンならではの不思議ちゃんワールド。
この手の小説って深く考えずにささっと読むに限る。

この短篇集に収録されてる中では「白絹のドレス」が面白かったかな。江國香織作品と同じ匂いがしました。
面白いのもありつまらないのもあり、全体では真ん中~ちょっとつまらないぐらいか。

★★☆☆☆

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MILLENNIUM / Stieg Larsson

ミレニアム1「ドラゴン・タトゥーの女」
ミレニアム2「火と戯れる女」
ミレニアム3「眠れる女と狂卓の騎士」

最高傑作のミステリ三部作を読みました。
いやぁ~すごかった。読み応えあった!
1は謎解き本格ミステリ&サイコサスペンス、2はノワール、そして3はスパイ小説&リーガルスリラー
シリーズものでここまでミステリのすべてを網羅した作品は初めて読んだ。
俺は3が一番好きだな。裁判のシーンとか手に汗握って電車乗り過ごしちゃったw
リスベットの双子の妹が4への布石だったと思われるが作者が亡くなっちゃったんで続きが読めないのが残念です。。

1:★★★★☆
2:★★★★☆
3:★★★★★

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PIRATE LATITUDES / Michael Crichton

「パイレーツ – 掠奪海域」
本屋で見かけた「マイクル・クライトン」の文字、帯の「巨匠の死後発見された遺作」って言葉みただけで購入。
あらすじも帯の「17世紀半ばのカリブ海~」も目に入らず。

マイクル・クライトンって言ったらアンドロメダ病原体やジュラシックパーク等で有名なSF冒険活劇とか医療サスペンスとかをはじめとしたいろんなジャンルの作品を書いてる作家で惜しくも2008年に他界しちゃった人。娯楽色強くて米国の東野圭吾って感じ…いや、それじゃ巨匠に失礼か。。

で、てっきり現代の話だろうと思い込んで読み始めたら、舞台は1660年代のカリブ海。むむ??
まあプロローグなんだろう。。お宝が沈んでとかなんとかで現代に場面が変わって。。って思ってたらそのまま話が進んでるw

しかし、この歴史小説が面白い!
スペインとイギリスの植民地争いまっただ中の時代。海賊行為を国が認めていた(私掠行為というんだが)時代。背景は実際の17世紀を正しく描画していました。
とある私掠人がスペイン領のとある港に停泊中の財宝運搬船を襲うというあらすじなんだが、登場人物は個性的だし、次から次へと起こる危機やトラブルでテンポいいし、とても楽しめました。
ただ、「アイツ」はないだろう。。。「アイツ」が出てきた時はがっかりしたよ。このストーリーなら「アイツ」は不要でしょお。
後書き読んで知ったのだば、この作品はクライトン死後に彼のマックの中から出てきた原稿だそうで、推敲を重ねていればたぶんカットされた部分じゃなかったのかな。。クライトン本人も未推敲の作品が世に出てどう思っているのだろうか。。彼のファンとしては嬉しいけどね。

と、まあ、あまり書いてもネタバレになっちゃうからこれくらいで。
純粋に楽しめた娯楽作品でした。そしてスピルバーグが映画化するらしいけど、たぶんヒットしないなw

★★★★☆

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Dead or Alive / Tom Clancy

ジャックライアンシリーズの最新刊です。
きっとツマラナイと思いながらも読んでしまいました。
やっぱりいまいち。。
細かく描画したいのはわかるけど、スピーディーさを優先してさっさと話を進めた方が良かっただろうに。。
半分の2冊に凝縮すればもっと面白くなると思います。
とはいえ、複数進行の話がだんだんひとつにつながっていく終盤は盛り上がります。
この辺は流石トム・クランシー

次作ではまたジャック・ライアンが大統領になりそうでゲンナリ。。。

★★★☆☆

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親鸞(激動篇) / 五木寛之

年末に読んだ「親鸞」の続編を読みました。
親鸞が越後へ流されてその後関東に移り住んだ時期までの話。
勿論、親鸞は実在の人物でこの小説の大まかな背景等は実話なんだけど、まあ、五木寛之の脚色っていうか創り上げた話は面白かったんだけど現実離れし過ぎじゃね??
宿敵の黒面法師なんて、バットマンのジョーカー、スパイダーマンのゴブリンみたいな感じだもん。
まあ黒面法師との対決を描画することで、親鸞の念仏に対する考えを描写してるんだろうけど。

と、ちょっと不満を書きましたけど「読み物」として読めば話に引き込まれる非常に楽しい作品でした。

★★★★☆

この「激動篇」は61歳になった親鸞が再び都へ向けて出発したところで終わり。
早く続きを読みたいところですが、続きは今年の1月18日から新聞各紙に連載が始まっておそらく終わるのが年末、本にまとめて出版されるのは来年1月かな。。。
続きを読む為だけに東京新聞を契約するとか馬鹿みたいだし。。。
あ~まちどおしぃ~~

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親鸞 / 五木寛之

昨日に引き続き本の話。
5冊読んで1冊ブログに書くぐらいでエントリ逃すと書かない事が多いんだけど、この本は去年年末に読んだ本。この本は紹介しておかねば。

ご存知浄土真宗の宗祖の親鸞の話。でしたが、幼少期から法然に弟子入りして流されるまで。
多少(かなり?)演出が入ってる気がするけど興味深く読ませてもらいました。
引きこむ文章の書き方は流石五木寛之だな。

★★★★★

続編を読むのが楽しみです(1月14日発売、amazonで予約済み)

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MONEYBALL / Michael Lewis

ブラピが主演で映画化された「マネーボール」の原作本。
映画観たかったんだけどタイミング逃して見てない。

面白いなぁ~~面白いよ。
アメリカ人ってデータ好きじゃん、アメリカンフットボールとか見ててもわかるように。
だから、大リーグも同じようなもんだと思ってたけど、古くからのやり方に固執していて、ビリー・ビーンのやり方が拒絶され続けてるってことが面白いよ。だからこそビリーが成功し続けてるんだけどね。

この本が出版されて、映画化されて、で、今までビリーのやり方を否定し続けていた金持ち球団が今後どうするのかが楽しみ。
ビリーにとったらやりにくくなるのかもね~

ノンフィクションなんだけど、事実を淡々と書き綴る文面じゃなくて、飽きさせないストーリーテリングは著者が作家ならでは。
これがジャーナリストとかスポーツ選手とかだといまいちなんだよね。
という訳で読み物としての完成度も良し!

映画、ブルーレイ発売されたら観ようっと。

★★★★☆

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The Difference Engine / William Gibson and Bruce Sterling

サイバーパンクの大御所二人、ウィリアム・ギブスンとブルース・スターリングの共作の「ディファレンス・エンジン」を読みました。
なんの前知識も背表紙のあらすじも見ずに購入。きっとサイバーパンクなんだろうと思って読み始めたら、なんと!時代改変SFでした。舞台は1800年代のイギリス。
もうねー最高に面白いんですよ。ほんとすごいな。
著者二人の役割分担がどうだか知りませんが、ブルース・スターリングの飛び抜けたアイデアと、ウィリアム・ギブスンの圧倒的なストーリーテリングが最高に融合して最高のスチームパンクの世界を創り上げてます。いやほんとに面白い。
一章毎のまとめ方とかイントロとかもうこのまま映画にできる演出になってます。
そしてあっと驚く結末。まじびっくり!!ネタバレは書かない主義なので黙っておきますがこの結末には度肝を抜かれます。
一瞬なんだかわかんなくて、不覚にも最後の部分だけ何回も読みなおしてしまった。

なかなか面白い作品に巡りあえて幸せです。この二人の共作って他にもあるのかな?探してみよっと。

★★★★☆

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Neuromancer / William Gibson

恥ずかしながら始めて読みました。
こんな名作をいままで読んでいなかったとは。。。
この小説のタイトルも評判ももちろん知ってましたが、なぜだかタイミング悪くていままで読んでませんでした。

いやー、すごいですね。もう一回最初から読みたい気分。

今までに読んだSFでこの作品に影響受けてるんだろうなーってのがいくつも思い浮かびました。
あと映画もね。大ヒットしたあの映画とか完璧だねw

★★★★★

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心を整える。 / 長谷部誠

あまりこの手のタレント本というか蒙古啓発書は読まないんだけど誰かが買ってきてトイレに置いてあったんで読んだ。
私にとったら朝のトイレタイムは読書タイムで大抵は小説を持ち込んで読むんだけど。。。
誰かが言ってたなぁ、長時間トイレは良くないって。科学的根拠あるんだろうか?

閑話休題、本の感想
ハセベ君真面目ですね。真面目すぎ。書いてある内容はまあそんなもん(なんなんだw)。
唯一興味持てて読んだのは最終章のアジアカップの裏話。シリア戦の川島レッドカードでの審判とのやりとりがいいね。
その少し後に岡崎が倒されて今度は日本がPKを得た時、TVで見ていた私は「さっきの分の帳尻合わせだね」と話していたんだけどやっぱそうだったのねw
知らなかったのはその後の韓国戦でラインズマンやってたのがその時の審判だったらしい。90分で1-1で延長に入って、延長前半に岡崎がエリアぎりのところで倒された時、エリア内だとはっきりと態度で示したんだそうだ。それで日本のPKになったのね。
その後終了間際に追いつかれてPK戦になって川島が連続セーブして勝ったのは印象深く覚えてますよね。

また脱線した。
まあ、この章が面白かったのでよしとしましょう。他の章はまあまあ。
でもスポーツやってる少年少女には良い啓発書となるかな。

★★☆☆☆

※人種差別になるとかいう理由で今は「蒙古」って言わないみないね。「自己啓発本」とでもいうのかな。