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Show Techniques

仕事に関する話。守秘義務とかあるんでいろいろと置き換えてはなしますが雰囲気だけはつたわるかな?
私は元々アルゴリズムとかを考えるのが得意分野。
最近やった仕事は、莫大なデータを解析するアプリケーション開発。
まあ解析アルゴリズムを考えるのお手の物。それでも結構難解な事やっててその結果はなかなかのもの。自画自賛。
ところが、その結果の見せ方がよくなかった。計算結果の数値をリストで表示してたわけ。
報告書に使いたいならCSV出力してるからエクセルに取り込んですきに加工してね。って思惑。
ところがこれがうけなかった。
一目で「これだ!」ってわかる表示がいいらしい。
いくらデータが表示されててもそこからポイントを見つけるのにはまた熟練が必要になるわけ。

たとえば、ある商店街で強盗が多発したために、監視カメラを設置したとする。何台も。
これで強盗がなくなる!って思ったがそれは半分正解。
強盗発生後に撮り貯めた動画から犯人を特定するのには役立つだろうけど、犯行の予防にはなってないわけ。
たとえ監視カメラのモニタを常時チェックしている人がいたとしても、死角をなくそうとあちこちに設置したカメラの動画全てをもれなくチェックするのは無理。
だからコンピュータに監視させるとする。顔認識して、誰がどのくらいの頻度でこの商店街にやってきたのかをカウントし、解析するわけ。人がモニタチェックしてるだけじゃ無理だよね。交代で監視する人が変わったりしたらそもそも同じ顔が来た!とかわかんないし。
この顔認識してカウントしてその数値を表示するのが、さっきの俺の仕事の話と思っていただきたい。
このデータをみれば、怪しい人はID何番で今日一日で何回来てて、どの店を何度覗いている。とかがわかるわけ。

でもね、お客さんはもう一歩踏み込んで教えてほしいらしいのよ。データの見方も考えたくないわけ。
つまりこの場合は、「この人が怪しいですよ」ってこんな具合に表示しちゃうのさ。

なるほど、たとえこれが間違いだろうと、正確なデータを見せるだけよりよっぽど親切なのね。
データは揃ってるし、解析結果から怪しい率とかも算出できるわけで、そこで怪しい率80%以上な人がいたら警告する。
解析に比べれば1/100ぐらい簡単だけど、使う側からしたら100倍ウレシイのね。
考えてみれば(考えるまでもなく)プレゼンの基本テクニックと同じだ!!

というわけで、全体にかけた工数に比べたらそのほんの何十分の1かをかけて見せ方に凝ったらとても好評でした。

なので、次の開発は最初からグラフィカルな見せ方に凝ってますよ。
こおゆうことに頭使うのもなかなかタノシイ。

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今日の・・・
物欲:Odroid
懇願:なし
運動:なし
作る:なし
聴く:シャッフルしてていろいろ。My Chemical RomanceのDanger Daysとかいいね。
読む:クリスライアンの「レッドライトランナー抹殺任務」
善行:なし
懺悔:なし
良運:なし
不運:なし
仕事:楽しい
買物:なし
飲食:なし
ToDo:なし